家族の同意を得る
これが、やはり私が家を出るためには最大の難関だったと思います。
息子に相談
まず、最初に大学生の息子に相談してみました。
元々夫婦仲の悪かったこともあり、
と言ってくれたのには、本当に心救われました。
何よりも、「自分のために、もうこの状況から逃げていいよ。」
と息子から背中を押してもらえた事は、
本当に涙が出るほどありがたかったです。
娘との話し合い
第二の難関はやはり娘でした。中学生という多感な時期と、甘えたな末娘という事もあるでしょう。
最後に夫との会議
そして最後が夫。
「勝手に出ていけばよい」と言われると思っていたので、
「俺が悪かったから」と言われた時には、意外な気持ちのほうが大きかったです。
我慢に我慢を重ね…
今まで我慢に我慢を重ねてきたのだからと、
最後くらいは我儘言わせてもらおうと思いました。
そして今までの恨み辛みをこれでもかと、
夫に直接伝えた気がします。
夫に「もちろん俺だって色んな事を我慢してきた。」と、
私が思ってもいなかった一言を伝えられたのは、お互いの胸の内を知る良いきっかけになりました。
同様に、お互いに不満があるから
こんな風に険悪な雰囲気で夫婦生活を続けていた訳で。
それをお互いがすっきり相手に伝えられて、
ついに膿を出し切ったような状態だったと思います。
話し合いの結果
- 私が一人で出て行く事。
- 子供たちの事は今まで通りフォローして行く事。
- とりあえずすぐに離婚という形は取らず、娘が20歳になるまでは様子を見る事
の3点をとりあえず取り決めて、
引っ越しの日を迎えたような感じでした。
新居を探す
お金の問題
次に大変だったのが、やはり自分が家を出るためには新居を探さなくてはなりません。
その為には、
今の自分の給料と貯金の中でなんとか生活出来るのかどうかが問題でした。
重要なのは、通勤する会社の場所と、現在の子供たちの住む家、
そして新しい自分の家が行き来しやすい場所であること。
かつ家賃が自分の稼ぎの三分の一以内に納まる金額がベストです。
その後の生活が立ち行かなくなるので、
そこは、かなり頭の中で色んなシュミレーションを重ねた所だったと思います。
住宅賃貸サイト
第一に、何度も住宅賃貸サイトを見比べて、便利でかつ家賃の安い場所をいかにして見つけるかが問題でした。
そしてあまりにも貧乏ったらしい生活は、自分が惨めになりそうだからどうしても避けようと思いました。
それなりの広さや奇麗さを備えたアパートを探すことに注力していました。
アパート探しの条件
第二に、結構苦労したのが「家探し時の条件」です。
生活費を抑えるために、外食せずにそれなりに料理はしたかったので、
2口コンロ以上の家というので探していました。が、これがなかなか厳しい条件のようでした。
今どきの一人暮らしは大体が「一口かつIHコンロ」という家が多いのです。
2口以上のガスコンロという条件で探そうとすると本当に物件が見つからなくて…
意外な苦労がありました。
結論
卒婚は、夫の方が給料が高い場合は男性側にはさほどメリットが無く、女性側にうれしいメリットが多いのも事実です。
頑張りすぎてませんか?
しかし、ここに辿り着いたであろう主婦の方々は、夫婦の悩みを抱えているのでは?
今まで仕事一筋の夫を支え、子育てもほぼワンオペでこなしてきて、
その上尚且つパートやフルタイムなどで仕事もこなし、
離婚?いや、我慢すれば?
子供達の為に何度も頭をよぎる「離婚」の二文字をもみ消してきたのでは?
まさに、自分だけが我慢をすればと頑張ってきた方が多いのではないでしょうか?
私も皆さんと同じように精神的に追い詰められていました。
さらに、コロナ化の夫の完全在宅で最後もう耐えられなくなりました。
そして、自分が精神的におかしくなってしまう前に、自分を守るために家を出ました。
私のようにギリギリまで追い詰められている主婦の方が、
今のこの世の中にはたくさんいると思われます。
その方達が自分を守るために、逃げ出せる形があるんだよ、
と、もっとこの事が世の中に知れて良いのではと思います。
数々のハードル…
子供の問題、お金の問題、夫の理解など。
離婚は避けつつ、卒婚を目指すにはさらに、それなりのハードルが高いのも事実です。
少しでも私と同じように悩み、ギリギリの精神で過ごしている主婦の方たちに、
何よりも、実際にその生活を実行している私の経験が参考になればと心より思っております。
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